台湾 新荘RC訪問についての雑感

4月11日から13日まで、下田RCの会員10名が、私以外は元気に、台湾訪問使節団として成田から飛び立ちました。私は数日前から微熱があり、中華航空機中で体調不良にもがき苦しんでいました。

自身4回目の訪台となりますが、この間、台北・台中・台南と全島どこを訪ねてみても日本の面影が数多く残っていることに驚きと親近感を覚えました。個人的には、日本統治時代の遺構巡りに興味がありますが、実現できないまま4年が過ぎようとしています。

新荘RCとの国際交流を重ねるたびに、「台湾」あるいは「台湾人」に対する思いが自分自身の心の中に育まれていくような気がします。そこには、双方の国が持つ歴史の重みを冷静かつ偏りなく見守ってきた先輩(佐野靖晃氏ほか)ロータリアンが築いてきた友好の礎の存在が感じられ、RCの意義深さに気づかされます。

今回、国際委員長のレースさんと対話する機会を得ましたが、目を輝かせて子供のように声を弾ませながら話す彼の姿を見て、若い時代の美しい思い出は万国共通であると感じました。時の経つのも忘れて古老の話に引き込まれ、気がついたときは宴会の終了時間が迫っていました。

人間同志の弾みのある会話は私を忘我へと追いやり、私自身の記憶に強烈で鮮明な印象を残しました。初対面のわずかな時間・空間の共有にもかかわらず、ロータリアンという共通点が「友情や友好な関係」を培うものであると思い、今年亡くなられたフランクさんのように命が尽きるまで続いていく素晴らしい関係なのだろうと、微熱が続いている頭でぼんやりと考えていました。国際RCの利点はそんな国籍や言葉を超えた友好関係であると思います。

今回、私に与えられたmissionは「姉妹提携クラブとしての継続」と「下田RC50周年記念式典への招聘」でした。この2つについては、佐々木国際委員長及び尾形エレクトと一緒に会長として新荘RCの皆さんに対して真摯にお伝えしてまいり、大変好意的な感触を得ましたことをご報告いたします。

台湾を訪れる度に思いますが、新荘RCのおもてなしは敬服いたします。

川島 優幸

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