2022~2023年度 会長所信

2022~23年度会長 佐野 晃一
 佐野 晃一
 世界中の人々を震撼させ社会生活を一変させた新型コロナウイルスとの戦いも3年目に突入しています。この間ロータリー活動の在り方も大きく影響を受けることとなりました。地域を巻き込む奉仕活動は中止を余儀なくされ、時には親睦の機会を与える毎週の例会の開催さえ満足に行なえない状況にも見舞われました。歴史に目を向けると、古くはペスト、近代においてはスペインかぜといった人類と感染症との戦いの終結は、発生から3年という期間が一つの節目となっており、先人はこれらの感染症を克服してきたことを目の当たりにすることができます。
 本年度は引き続き感染症対策に十分な配慮を行いつつ、ウィズコロナの時代に向けたロータリー活動を目指して行く所存です。

2022~23年度 国際ロータリーテーマ

 ジェニファー・ジョーンズ国際ロータリー会長は本年度の活動テーマを「イマジン・ロータリー」(IMAGINE ROTARY)としました。言わずもがな、語源はベトナム戦争が激化しつつあった1971年にジョン・レノンによって発表された同名の曲に由来します。会長は世界にもたらされる大きな夢を描きその実現のためにロータリーの力とつながりを生かすようにと、世界中のロータリアンに呼びかけています。シンプルな言葉ながらウイルスとの戦いに一筋の光明が見えつつある現在の状況下においては活動の原動力になりうる力強いメッセージと捉えることができます。

2022~23年度 国際ロータリー第2620地区目標

 淺原諒蔵第2620地区ガバナーは本年度の地区運営方針を「絆を深めて、ロータリー活動を再開しよう」と定め、新型コロナウイルスの終息が見えつつある本年度はクラブ独自の活動を復活させ、奉仕活動に注力しようと訴えました。また奉仕活動を会員増強の根源であると位置づけ、地域に根差したクラブ独自の奉仕活動に対する支援を行うとしています。

2022~23年度 下田ロータリークラブ重点目標

1. 奉仕活動の更なる深化

 ロータリー活動の原点は言うまでもなく奉仕活動であります。奉仕活動は地域社会に貢献するのみならずクラブの活性化にも大きく寄与することになります。昨年度新たに実施した下田中学校サーフィン部に対する活動支援は本年も継続し、地域の青少年と共に奉仕を考える時間を持てるよう努めます。また継続的に取り組んできた他の奉仕活動に関しても本年も引き続き取り組んで参る所存です。

2. ロータリーに対する理解の深化

 本年度は会員数27名のスタートとなります。この内クラブ入会3年未満の会員は10名に上ります。まずは所属している組織を理解する機会を設け、日々の奉仕活動がどのような理念に基づいて行われているのかという道筋を明らかにすることにより、より積極的な奉仕活動に向かえるような環境づくりに努めて参ります。

3. ウィズコロナを見据えた活動の再開

 新型コロナウイルスの鎮静状況を十分考慮に入れた上で、然るべきタイミングで例会スタイルをコロナ前に戻すことにより、より例会における交流の機会を増やせるようにして行きたいと考えます。また5大奉仕の中でも活動が制限されていた職業奉仕、国際奉仕の各分野における活動も再開を前提に準備を行っていきたいと考えます。特にコロナ禍の間、交流が大きく制限された姉妹クラブである台湾・新莊ロータリークラブとの交流機会の再開の可否を検討して行きます。

4. ロータリー公共イメージの向上と会員増強

 組織のイメージは、所属する会員の資質に加えてその活動内容によって評価を受けるものと考えます。奉仕活動の機会は公共イメージの向上のみならず会員増強活動にもプラスの効果をもたらし得ることとなります。新聞、テレビ報道のみならず、クラブのホームページやSNSも活用することで発信力を高めて参ります。


 以上4項目に重きを置きつつクラブの新たなニーズも取り込みつつバランスの取れたクラブ運営に邁進して参ります。国際ロータリーが示す「持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界の実現」のため、多様性(Diversity)・公平さ(Equity)・インクルージョン(Inclusion)へのコミットをして行けるよう、メンバーの皆様のご協力をお願い申し上げます。

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